器具のあやつり方
助手さんはいろんな道具を操らなければなりません。
ここでは前の「治療中のうごき」で書いた物など、多少わりとけっこう重複しますがもうちょい詳しく、どのように操ればよいのか、ikungの偏見で紹介です。
このほかにもよいやり方、よいコツがあればおしえてください。追加します。
■バキューム ■セメントを錬る ■綿球をつくる ■印象を練る ■石膏を盛る
- バキューム
助手の一番の難関バキュームです。
前に書いたのと重複しますが、目的は「よだれや水をとる」「治療スペースの確保」「器具から患者さんの舌などを守る」です。注意しなければならないのは 「患者さんの喉にいれない」「ほっぺなどを吸い込まない」「歯茎に当てない」「先生の視界の邪魔をしない」
両手でしっかりと持ちます。
私の場合、場所にもよりますが、左手が前でそのやや後ろに右手でわりとバキュームの前の方をもちます。
バキュームはまず右手の小指・薬指中指でにぎり、親指・人差し指を伸ばした形でしっかりと持ちます。
右手の少し前に左手をそえます。
左手は親指・人差し指・を伸ばしてバキュームをささえ、中指・薬指・小指を患者さんの顔にしっかりくっつけてレスト(患者さんがどんなに激しく動いても、一緒に動いてバキュームがずれないように固定します。)します。指のを軽く握って指の外側が患者さんの顔につく感じかな?指に余裕があれば、右手の中指もレストに使います。
あて方は、歯茎に押し当てるとけっこう痛いから少し歯茎から放して、押し当てるなら自分の指に。
治療している歯の少し下にすると水の吸い込みが良いみたいです。
バキュームの切り口(?)を歯に対して45度にすると一番吸い込むようです。
持ち方はそれぞれやりやすいように自分の型ができるようです。
これは私の持ち方です。
他の人がどやってるかはわかりません。
■たまった唾液の取り方。
これもわりとむずかしいです。べろやらほっぺを吸い込むとぎゅおーーとわりといい音がします。びっくり♪たまに喜んで自分からバキュームに吸い込まれるようにべろを出す子もいるけど、、、
舌の大きさや、ほっぺのやわらかさでやり方をかえなければなりません。
一番やりやすい人は歯が全部あって、舌が小さく、ほっぺのはほどほどに引き締まってる人ですね。
■手前(助手側・左側)
こっち側のはまず、舌がの大きさほどほどまで・ほっぺはわりとやわらかい人の場合。
ほっぺを引き、視界をつくり、たまった水をよく見えるようにします。
みえたら、バキュームの角度は左下の治療をやっている角度に直し、口内の奥のほっぺと舌の間からずずっと取ります。
舌が大きく、良く動き、ほっぺのひきしまっていていて上の方法が困難な患者さんの場合。
バキュームの先の向きを上に向けます。
取る場所的には上記と一緒ですが、舌の上にバキュームをそっとあてて(舌が出てこないように押さえる感じかな?)、歯茎側に傾けてとります。
■奥側(右側)
こっち側は歯のある患者さんだとやりやすいですね。
無いと、歯茎やほっぺをよく吸い込んでしまいます。
ほっぺを引けるようなら引いて、吸い込まないようにします。
バキュームの角度は、右下の治療をしている角度で、歯茎と舌の間に入れます。
- セメント・その他いろいろを錬る
ます、液は基本的に入れ物を垂直して、きちんと一滴でるようにして、液と液は少し放して出します。これはきちんと適量が出たか確認するためです。粉も擦り切りできちんとだします。
練棒の持ち方は、親指と中指の間に入れてしっかり握り、人差し指を伸ばして力が入るようにもちます。
まず混ぜます。
粉は液に3分の1くらいずつ足します。
粉をもってきて、液の中に潰すようにまぜます。縦横いろんな方向からまぜます。
しっかり混ざったら、今度は練ります。
気合いを相当入れて練ります。
カーディガン等を着用の場合、腕まくりも必要でしょう。
錬り方はセメントをあつめて、練棒の腹をつかい、奥から手前にハイスピードで潰します。
集めて、潰して、方向を変えて。これを何度か繰り返します。
よく練れたら、さらに気合いをいれて全体重で練った物をあますことなく一点に集めます。
ここまでを20秒ほどでやらなければ、セメントはかたまってしまいます。
一段と気合いが入る作業です。
私は気合いを入れすぎて練棒を2本折りました。
CRコアのを練るときなど良く折ります。
- 綿球をつくる
酒精綿のすみっこをひきちぎって直径1ミリ〜2ミリくらいのちっこい球をつくります。
かどっこを繊維にそってちぎって伸びるのが1センチくらいに伸びるのが理想かな?
まず、やさしい力でとりあえず綺麗にステキにまるめます。
そのあとに懇親の力をこめてしっかりとした綿球になるようにまるめます。
- 印象(歯の型をとるもの)を練る
初めに水を出して、冷たくなるまで待ちます。
冷たくなったらラバーボールに粉を入れて、水を適量入れます。
まぜるやつの持ち方は、練棒と同じく、親指と中指の間に入れてしっかり握り、人差し指を伸ばして力が入るようにもちます。
ます混ぜます。
まざったら、つぶすように練ります。つぶして、広がったらあつめて、つぶします。繰り返し。
練るのは基本的にセメントと同じ感じかな?
堅さは、ちっちゃい子やうえっとなりやすい人には少し水を少なくし、堅めに練ります。
夏や水のぬるい時は少し水を足したり微調整します。
ほんのちょっと水を足したいときは、へらに水をつけてまぜるといいかな?
トレイに盛るときは一カ所にすり切るようにつけて、気泡が入らないようにそれを倒すような感じでトレイ全体に盛ります。
- 石膏をもる。
印象を練った物に石膏を盛ります。
粉を入れて水を適量入れます。印象と同じように混ぜます。
ぶぶーんと気泡抜きぶるぶるマシーンにかけて、気泡を抜きます。潰します。
寒天がついている物はついてない反対側から石膏を流します。気泡がより入らないように。
まず少し入れて、全体に流れるように流します。
ぐおーと動く機械にあちこちあててまんべんなく。
そしたら、気泡が入らないようにもうちょっと多めずつ流します。
最後の方は機械に当て続けると盛れずに流れる一方なので、機械から放して、盛って、機械にぽん、ぽん、とあてて、いい感じに仕上げます。
よかったら、機械を止めて石膏の形を整えます。
わりとこんもり盛った方が壊れにくいでしょう。
全額の下顎などは、内側の真ん中から石膏が垂れないようにもりましょう。
ここが垂れていると、石膏を外すときに割れる原因になりやすいです。
万が一割れてしまったら、すぐに先生のところにいって「割りましたごめんなさいーっ」と謝罪します。対合歯(銀歯などの型をとって、噛み合わせを見るためにとった反対側の歯)の時は修復して大丈夫でしょう。
壊した場所にもよりますが、型を取り直さなければならないときがあります。
患者さんに電話をしなければなりません。
「型のできがわるかったので申し訳ありませんが、もう一度型をとらせていただきたいのですが、、、」やわらかく、不信感をもたせない言葉で言いましょう。
私は電話をかけなければならない状況を2回やりました。
セーフだけど、壊したのは何回も、、、
気をつけましょうね♪
こんな感じかな??わりと漠然とした表現が多いですね。
これは参考くらいにして、実践でしっかりと覚えてくださいね。
練習一番です。
戻る