肝炎ウイルスについて

医療現場で働くのに気になる感染症。特に気になる肝炎。その知識をちょこっと紹介しますね。
前から書き込みをみて気になっていたのですがやっとこさまとめて掲載してみまーす。

 

■まずウイルスとは
細菌とかウイルスとか真菌(カビ)とか病気のもとになる生物はいろいろあります。
おおざっぱにいうと大きさが違います。
真菌はでかいです。カビはみなさんみたことがありますよね。わたしもよくパンに生やしたりします。
細菌は真菌よりもっと小さいです。
ウイルスはもっともっと小さいです。

そしてその造りと性質が違ったりするんです。
細菌も 真菌も私たちの体をつくっているひとつひとつの細胞も、核が中心にあってその周りを細胞膜が覆ってます。
しかしウイルスは核しかもってません。
他人の細胞の核に入り込んで自分のものにしふえちゃうずるっ子です。
しかもウイルスは好みがはっきりしていて、興味のない細胞のある臓器では増えようとしません。
肝炎ウイルスは主に肝臓の細胞が大好きなんです。

 

■肝炎の種類
肝炎はA型からE型まで実はいろんな種類があります。
よく耳にするのはBとCですね。

A型は経口感染で生牡蠣などで感染。
D型はあまり日本にはなかったはず。
E型は野生のイノシシの肉を半生で食べて感染とかです。

そして医療で主に問題になるB型、C型。

B型肝炎は性行為、唾液、血液で感染します。
C型肝炎は主に血液での感染です。
感染力はB型の方が強く、C型の何倍もだったはずです。
体内にいるウイルスの量がC型はとても少なく、唾液で感染するにはよっぽど大量に飲むとかでないと感染しなかったはずです。
だからC型の感染は、血液製剤や、注射針の使い回しなど昔の時に多いようです。
C型は唾液やら性行為で感染する確率は低いので新たな感染者は減ってるはず。

余談ですが最近入れ墨をしてB型に感染したというのを聞いたことがあります。
そりゃ〜いろんなひとの体ほじくったのろくに滅菌しないで使い回したら感染するよね。
墨にも菌やらウイルスやらいっぱいまじってそう、、、


して、B型の特徴。
劇症化をおこすことがことがあります。
まれに慢性化も。
感染して何の症状もでず無事抗体ができて知らんうちに体が退治してくれることも多いのも特徴です。
余談ですがミスチルの桜井さんなんかはしらんうちに抗体ができていたらしいですね。
昔の彼女がもってたらしい。
劇症化してしまうと感染してすぐにあれよあれよといっているうちにあっというまに進行し、死に至る恐ろしい感じです。


C型の特徴
慢性化しやすいことです。
慢性化すると肝硬変に移行します。
肝臓が萎縮して固くなって機能が低下します。
その後、肝臓癌に移行してしまったり。

じゃあ、肝臓の働きってなんだ〜?ってことになると、
血液の浄水装置みたいなかんじかな?
解毒したり、いらんくなった血液中の赤血球の処理をしたり、それから胆汁つくったり。
あとは、血液中の栄養を脂肪に変換して蓄えたり、足りんときはその脂肪を分解して栄養に解凍(?)してあげたり。
けっこう多忙な働き者ですね。


■肝炎ウイルスを殺す方法

消毒と滅菌、殺菌
意外と正しい知識の知られていないこの違い。

・消毒とはよくつかうのはエタノールとかのアルコールですね。
酒精綿なんかエタノールでひたしてありますよね。
細菌は酒精綿強化のためヒビテンを足すところもあると聞きます。
ヒビテンを足すことによって、カビ菌などにも効果。

エタノールでは細菌やウイルス を殺したりします。
ただし、芽胞というバリヤーを持っている細菌や肝炎ウイルスは死にません。
ついでにカビ菌も死にません。
カビ菌はエタノールで死なないくせに変なやつで石けんで洗うとバイバイ菌です。
肝炎ウイルスは根治で使う次亜塩素酸ナトリウム。あれで死んじゃいます。
明らかに肝炎と申告してくれている場合は器具使用後に次亜塩素酸ぶっかけておくと安心なのかな?


・殺菌とはよく滅菌した器具をいれてあるあの青い光のケースでつかわれているやつです。
紫外線で菌を増えないように衛生を保つの程度です。

・滅菌これは一番強力な方法で120度の高圧高温で20分。
すべての生物が死にます。
細菌も、芽胞をもった細菌も、カビ菌もウイルスも、肝炎ウイルスも。
とりあえず滅菌かかってあれば無敵です。


■予防
まずはむやみに血液などに接触しないように。
使用済みの針にも気をつけて。
傷があるときはふだんつけない方針でも必ずグローブを。

そして、ラッキーなことにB型には感染を予防するワクチンがあります。
3回一セット筋肉注射。1回で抗体ができるとは限らないので3回うつらしい。

1回3000円〜5000円程度。
保険診療外なので病院によります。
あたしは近所の内科でうけたんだけど3000円だったよ。
小さいところにいったのでワクチンお取り寄せで予約でした。
とりあえず病院で受けたいと聞いたらどこでも対応してもらえそうな感じだったよ。
ただし、ワクチンでできた抗体は一生免疫ではないので定期的に打った方がよいらしい。
だんだん数が減るんだってさ。

受けたい場合お勤め先の先生に相談して、それならお金出してあげるよ。なんていわれたらふところも痛まずラッキー
万々歳ですね。
ふーんと受け流されても多少自腹でも打って安心を買ったと思えばいいかと思ったり。

C型は残念ながらワクチンは開発されておりません。
感染力も弱いので普段からきをつけていればそんなに感染の危険はすくないのかな?
夫婦間でもうつらんかったりするしね。
うちのじー様ばー様がそうだ。

■もしも感染の可能性のあることをしてしまった場合
これもB型の場合のみですが、感染の危険を冒してしまった場合、48時間以内に免疫グロブリンというものを病院で打ってもらうと発症を防ぐことができます。
血液検査をして、免疫グロブリンを打ってみたいな流れになるようです。
15000円くらいかかるってきいたよ。
これも保険診療外なので病院によります。
この場合は素早く対応してもらうために少し大きめの総合病院にまず電話してすぐに対応してもらえるか確認した方が良いです。
針刺しやっちゃったんですとかと伝えましょう。
C型についても初期のインターフェロン治療(抗ウイルス作用により肝炎ウイルスを攻撃)というのが効果的ようですので、万が一心配な場合はすぐに病院に相談しましょう。

どうですか。正しい知識を備えることによってむやみやたらにおびえたりする必要もなくなると思うし、
逆にこういう風に気をつければ良いのかとなんとなくでもわかってもらえればいいなぁ。
わたしの場合は備えあれば憂いなし。
ワクチン打って無駄に無敵になった気になってます。
筋肉注射でめちゃめちゃ痛かったですが、、、←超注射嫌い

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